1-1 地下室
『地下室』は、男の憧れのデザインの一つです。
地中の中に入っていくという行為に何かワクワクします。
趣味に生きたい人、ロマンを追い求める人、用心深い人、金が余っている人、伴侶の理解が得られる人、本をたくさん持っている人、外連味たっぷりな人は、ぜひ作ってみてください。
その活用方法は無数にあります。
『地下室』の使い道
・気温差が少ないことから『寝室』にすると快適になります。
・スペースと、丈夫さを利用して『防災倉庫』に。
・遮音性を利用して『音楽ルーム』に。大音響での音楽鑑賞や、楽器の練習、声が枯れるまでカラオケを歌うことも出来ます。
・麻雀などの『ゲームルーム』に。家族を気にせず徹マンが可能です。
・ギャンブルに負けた大学教授を飼う場所に。
・スペースを利用して『子供部屋』に。
・スペースを利用して『私設図書館』に。国立国会図書館は地下8階まであります。
『地下室』の種類
・部屋の全てが地中に埋まっている『全地下タイプ』。
断熱性、遮音性に優れています。人の目にもつきませんので、悪いことをするには最適です。
・部屋の下半分が地中に埋まっている『半地下タイプ』。
上の方の窓から、光と風を取り込むことが可能です。浸水対策が必要です。
軽く掘り下げて、1階と合体させると、1階の天井高が高くなり開放的になります。
・地下室に面する地面の一部分を掘り下げた『ドライエリアタイプ』。
窓から、光と風を取り込むことが可能です。浸水対策が必要です。
『地下室』のメリット
・特に『全地下タイプ』は、年間を通して気温差が少ない。
・特に『全地下タイプ』は、遮音性が高い。
・地下室が土台となって支えてくれるので、建物全体が地震に強くなります。
・容積率の緩和が受けられる可能性があるため(床面積を1.5倍に増やせます)、狭小宅地でも居住スペースを増やせます。
・『半地下タイプ』や、『ドライエリアタイプ』の地下室は、地下室でありながら、光や風を取り込むことが出来ます。
地下室のデメリット
・地中を掘り下げる必要があるため、地上部分に一室を増やすよりも、工期が長くなるだけでなく、建築費も高くなります。
・湿気が溜まりやすい(結露しやすい)ため、換気対策が必要になります。
・部屋が地盤面より低いため、対策をしておかないと、水没する恐れがあります。
・暗いイメージがあることもあります。