1-2 コートハウス
『コートハウス』とは、建物や塀に囲まれた中庭(コート)を持つ住宅のことです。
敷地全体を建物の壁や塀でぐるりと囲んでいるため、プライバシー空間の確保を図りつつ、中庭(コート)からの十分な陽光を、建物の中に取り込むことが出来る造りとなっています。
昔からヨーロッパの都市では多く見られましたが、日本の昔の屋敷や、中国の四合院もコートハウスと言って良いでしょう。
『コートハウス』のメリット
・住宅が建て並んでいる地域でも、中庭があることによって、ある程度の通風、日当たりを確保することが出来ます。
・プライバシーの確保された中庭で、くつろぐことが出来ます。パジャマのままでもくつろげますし、天気の良い日にはお茶会が可能です。
・窓を開け放って、風を通していても、覗かれる心配や、防犯上の心配が少なくなります。
・外敵に対する防御力が高くなります。ゾンビが襲来してきても、しばらくは凌げます。非常食は備えておきましょう。
・お庭用のソーラーライトを使用することで、おしゃれな生活を演出できます。
ろうそくの灯りのように光がゆらぐLEDライト。置いて使えるスタンドタイプと土に挿して使えるスティックタイプで使い方が選べます。簡単設置で暗くなると自動点灯。ソーラーライトなので電気代もかかりません。
『コートハウス』のデメリット
・すべての部屋について、中庭からの光を取り込むようにすると、家族間でのプライバシー確保が難しくなる場合があります。
・外から見えない(隣地住人の目が届かない)ため、防犯的には、逆に不安がある場合もあります。
・建築コスト(メンテナンスコスト)が高くなります。
・中庭(コート)の水はけに注意をしなければなりません。
・間取りの融通が利きにくくなります。