2-5 賃貸物件に特色をつけて運用

賃貸事業を営むに当たって、一番の大敵は空室率です。
物件の近くに駅や、大学があって、立地だけで入居率が稼げる物件はそれだけでも良い場合があるのですが、ライバルの賃貸物件を出し抜くためには、物件自体に地域の特性を理解した特色を付与する必要があります。

ただし、特色をつけると、賃貸物件の建築費は嵩みますので、良く考えてから実行しなければなりません。

トイレ、バス別の物件

ユニットバスや、システムバスでも良いのですが、トイレと、バスは別にした方が人気があります。お風呂の使用中に、トイレが使用出来ないというのは、一人暮らしであっても、やはり使いにくい場面があります。
ただし、建築費は高くなります。

シャワールームオンリーの物件

最近、湯船に浸かるのは不要で、身体を綺麗に洗えればそれで良いという人も存在します。
シャワールームのみの場合は、殆どの物件でトイレとは別になります。また、バスタブが無いため、居室を広くすることが出来ます。

シャワー

大型ペット可の物件

ペット共生賃貸で運用

庭(家庭菜園)付の物件

田舎だと畑付の賃貸物件ということになります。庭(家庭菜園)があると、自然に触れ合いたい人は希望します。

畑1畑2

バイクや自転車を部屋の中に入れられるガレージ(土間)付物件

バイク(自転車)は友達です。最近は高価な自転車も増えていますが、外に置いておくのは、盗難やイタズラなどの心的な負担があります。輪行バッグに入れてもらうという方法もありますが、手間的に負担が掛かります。

猫・犬付の物件

猫や犬と、触れ合いたい人もいます。現在の猫・犬付の物件は、入居者の為だけではなく、殺処分を減らすなどのボランティア要素があります。
細かいルールの作成や、猫や犬の管理など、大変に手間がかかると思います。

隠し部屋のある物件

忍者屋敷のように、隠し部屋のある物件にしてみるのも、ニッチな市場になりますが、特定の需要はあると思われます。
壁と見分けのつかない扉を潜ってみたり、天井裏部屋に宝物を隠したり、掛け軸の裏から違う部屋に行ってみたり、隠し部屋は男のロマンです。

楽待不動産投資新聞のHPへ
2017年5月26日掲載 賃貸物件を忍者屋敷に
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