1-4 空いている土地を駐車場用地で運用

使用していない土地は、税金を取られるだけでなく、管理する必要も出てくるという負の存在です。必要なければ売った方が良いのですが、すぐに売りたくない場合は、駐車場用の借地として運用してみましょう。

タワー式の駐車場を建てる場合や、アスファルトを敷いて車止めやその他の設備を備える月極駐車場にする場合や、青空駐車場として一括で企業などに貸す場合などがありますが、タワー式については省略します。

駐車場

駐車場として運用するメリット

・アパートやマンションと比べて、初期費用、運営費用が格段に少なく済みます。

・建物所有目的の賃貸借契約と違い、賃貸借契約の解除が容易なため、売りたくなった時には売りやすくなります。(駐車場使用契約の中に契約解除の条項が含まれている必要があります)

・管理業者に依頼すれば手間が殆ど掛かりません。

・相続税対策になる可能性があります。アスファルト敷きにした場合、小規模宅地の特例が使える可能性があります。(特例が使える場合、200m2まで、50%の評価減)

駐車場として運用するデメリット

・アパートなどより、土地の固定資産税は高くなります。更地と同じです。

・収益は立地に大きく左右されます。

その他

駐車場用地の運営はアパート経営よりも、リスク(借り入れに対するリスク・入居者とのトラブル等)が少な目ですが、当然リターンも少なくなります。また、当て逃げ、不法駐車などのトラブルが無いこともありません。

土地の処分については、宅地として賃貸するよりも容易です。
月極駐車場の場合は、ローリスク(初期投資を抑えられる)、ローリターン(利益率が低い)となります。コインパーキングでは初期投資が多い分、利用率によっては月極駐車場の数倍の利益を得られることがあります。また、立地次第では、狭小地、変形地でも利益を出すことが可能です。

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