2-3 自分の不動産の価格を調べる
不動産を売ろうとした場合、まず気になるのが、自分の不動産が幾らくらいで売れるのかということでしょう。
本当に正確な不動産の価値を知ろうとするならば、不動産鑑定士に依頼することになりますが、その場合、１０万〜５０万円くらい費用が掛かります。
実際、そんなにお金を掛けられることばかりではありませんし、売却にあたって、そこまで正確な不動産価値を出してもらう必要性もありませんので、一般的には宅建業者に物件の査定を依頼することになります。宅建業者には売りの媒介依頼とセットで頼めば無料で査定をしてくれます。
宅建業者に声をかける前に、自分で調べたい時は？
①公示地価・実勢価格
まず、土地の値段（坪単価）または（m2単価）を調べます。宅建業者でもなければ、得られる情報は限られていますが、参考になるものとして『公示地価』というものがあります。
公示地価とは、国土交通省が全国２６０００地点について、毎年１月１日時点の価格を算出したもので、もし自分の物件の近くに地点が存在するようであれば、大変参考になります。下記の国土交通省のサイトでは、「実勢価格（実際に売れた事例）」も検索できますので、なおのこと参考になります。
参考：公示地価｜国土交通省
参考：実勢価格｜国土交通省
②路線価
他に参考になるもの指標としては、『路線価』というものがあります。路線価は、相続税や贈与税の基となるもので、国税庁が１月１日時点の価格を７月に発表しています。
路線価は、実勢価格の７〜８割ほどの価格設定と言われており、また市街地が主なので、田舎は路線価が存在しない場合があります。
参考：路線価｜国税庁
③固定資産税評価額
『固定資産税評価額』を参考にするという手もあります。不動産の所有者本人なら、市役所や区役所で取れます。こちらも場所によっては実勢価格と差異がありますが、役所の人がどう判断しているか分かりますので、一定の参考にすることは可能です。
④不動産情報サイトで検索
もっとも手軽なのは、自分の不動産の近くで売り物件が出ているか、『不動産情報サイト』で検索してみることです。これらの指標から、大体の坪(m2)単価を算出し、後は物件の前面道路の幅、日当たり、周辺環境などを考慮して算出します。
| ハトマークサイト 【全宅連のサイト】 |
ラビーネット 【全日のサイト】 |
| CHINTAI 【賃貸限定】 |
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| うちなーらいふ 【沖縄県限定】 |
ふれんず 【福岡県限定】 |
| スマイミー静岡 【静岡県限定】 |
スマイミーオンライン広島 【広島県限定】 |
| 住まいる岡山 【岡山県限定】 |
ハトらぶ 【埼玉中心】 |
⑤建物の残価率表
建物については、一般的な木造住宅の場合、リフォームや修繕などの管理をしていなければ、大体２０年〜２５年くらいで０～１割くらいしか値段がつかなくなりますが、地域によって差があります。場所によっては建物が無ければ売れないというところもあります。築何年で何％くらいの価値になるのかは、『残価率表』が参考になります。
参考：残価率表｜総務省
⑥プライスマップ
マンションの場合は、『不動産情報サイト』で検索してみることが一番ですが、LIFULL HOME'Sが無償で提供している『プライスマップ』が参考になります。