1-9 住宅ローンの申込み

住宅ローン

一般的な流れとしては、売買契約の締結前に、仮審査(事前審査)をしておき、売買契約締結後に本審査を行うことになります。

金融機関によって変わりますが、仮審査では、仮審査申込書、印鑑、運転免許証(本人確認書類)、年収の確認資料(給与所得の場合は、直近の源泉徴収票または所得証明書類など、個人事業主場合は、確定申告書、納税証明書など直近3年分など)、その他が必要とされます。早くて翌日・遅くて1週間後くらいに結果が出てきます。

本審査では、本人確認書類(免許証等)、住民票、印鑑証明書、年収の確認資料(給与所得の場合は、直近の源泉徴収票または所得証明書類など、個人事業主場合は、確定申告書、納税証明書など直近3年分など)、勤続年数を確認できる書類(健康保険証等)、物件に関する書類(売買契約書、重要事項説明書、土地・建物の登記簿謄本、図面等)、その他が必要になります。早くて2週間、遅くても1ヶ月くらいで結果が出ます。

なお、住宅ローン審査が落ちる理由としては、CICやJICCなどの個人信用情報に傷がある(現在の借り入れ情報、過去の借り入れの延滞)場合、申込み金額が高すぎる場合、勤続年数が短い場合、雇用形態が不安定な場合、年齢、健康状態などが考えられます。

仮審査が通っていても、本審査で拒否される場合もあります。その場合は、ローン特約による解除が出来るかどうか検討してみましょう。

注意が必要なこと

住宅ローンは、原則として住宅を購入する場合に利用できます。投資用物件では投資用ローン等を利用することになります。住宅ローン控除なども受けられません。

また、住宅ローンを借りた場合、その建物に居住する必要があります。

なお、未登記建物がある場合、住宅ローンが受けられない可能性が高くなりますので、注意が必要です。

売買の基礎知識4-3『ローン特約(融資特約)

売買のトラブル事例1-5『売主がローン特約に基づく契約解除を認めてくれない

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