1-3 軟弱地盤の可能性
損をしないために軟弱地盤の可能性を考慮する
家を建てるために土地を買う時、軟弱地盤である可能性を考慮しておかなければなりません。
軟弱地盤である場合、杭打ちや土地改良などの費用が発生しますので、余分な費用(軟弱の程度、建築予定の建物で変わりますが、数十万〜数百万)がかかります。ギリギリで予算計画を立てている場合、その地盤改良費用の捻出が難しくなるので、希望通りの建物が建てられなくなる可能性があります。
軟弱地盤は、程度の酷いものだと瑕疵に当たるとされていますので、売買契約書の特約次第では売主に対して地盤改良費用を支払ってもらうことが出来ますが、瑕疵担保責任が免責されていたり、地盤改良費用は買主負担とする特約がついている場合は、買主で負担するしかなくなります。
地盤改良費用を負担出来ないというのなら、最初から地盤検査を終えて、地盤保証がついている物件を選ぶ必要があります。
売買のトラブル事例2-1『買った土地が軟弱地盤だった。売主や仲介業者に責任追及できるか?』
売買の基礎知識4-2『売買契約書の内容「契約不適合責任特約」』