2-6 重要事項説明書の公設管、私設管、敷地内引込管、前面道路配管とは?

水道管

公設管とは?

公設管とは、行政(地方公共団体等)が所有する管のことを指します。

公道に埋設されている場合が多いですが、私道に埋設されている場合もあります。
維持管理についての費用は、通常、行政(地方公共団体等)が負担します。

私設管とは?

私設管とは、行政(地方公共団体等)以外が所有する管を指します。

私道に埋設されている場合が多いですが、公道に埋設されている場合もあります。維持管理についての費用は、所有者や共同使用者が負担しますし、破損した場合などの修理も、原則として所有者や共同使用者が行います。公設管に比べて、買主に費用負担が生じる可能性がありますので、私設管がある場合は、重要事項説明書で買主に対し説明をしておく必要があります。

また、私設管の所有権が無い場合、当該私設管からの引き込みを断られる場合もありますので、事前に調査が必要です。

敷地内引込管とは?

道路に埋設されている本管から、敷地内に引き込む配管のことを指します。

敷地内引込管が無い場合は、道路を掘削する工事が必要になり費用が掛かります。

前面道路配管とは?

敷地の前面道路に埋設されている本管のことを指します。

前面道路の幅員が広い場合、道路の反対側に埋められていることもあります。前面道路配管が有ることに間違いはないのですが、敷地内に引き込みのための工事費用が多く掛かりますので、仲介業者の説明が不足しているとトラブルになることがあります。

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