1-10、2-10 決済と引渡し

決済の流れ

平日の午前中に、買主の融資先の銀行で行われることが多いですが、何処でやらなければならないという法律はありません。
売主、買主、宅建業者、司法書士、銀行の担当者等が集まります。

①司法書士が移転登記に必要な書類を確認します。
②売主に残代金、固定資産税等の清算金を支払います。(通常は振込み)
③着金確認後、売主は、鍵や必要書類を買主へ引き渡します。
④司法書士や不動産会社へ手数料を支払います。
⑤司法書士が、原則その日のうちに登記を移転させます。
⑥抵当権がついていた場合、売主は抵当権抹消登記を行います。

登記簿

売主の持ち物(例)

①本人確認書類
②手数料(不動産業者)
③登記費用(抵当権抹消登記や住所変更登記が必要な場合)
④印鑑(実印)
⑤印鑑証明書(3ヶ月以内のもの1通)
⑥売却物件の鍵
⑦移転登記に関係のある書類(登記済証または登記識別情報)
⑧検査済証等の書類

決済をする前に、引渡すことになる物件を、確認しておいた方が後々のトラブルを避けやすくなります。
家具等を片付けた後に見つかる傷などがありますので、そういったものについて、事前に引渡し前に話し合いが出来るからです。

買主の持ち物(例)

①残代金、固定資産税等の清算金
②手数料(不動産業者、司法書士)
③登記費用(登録免許税)
④印鑑(実印)
⑤印鑑証明書(抵当権設定時のみ)
⑥住民票
⑦本人確認書類

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